進化したお客様のMINI

ローバーミニ 95y クーパー1.3i M/T BRG/ホワイトD

2010年12月

2010年12月4日
車検を向えたK氏のローバーミニクーパー1.3i M/T 初ロイヤルで来店されたのが今年の3月

アレックでの初車検ということで、通常メンテとは基準が違います。フロントは指1本しか入らず、リヤもかなりヘタっております。今までHi-Lo KITさえ組み込んだことのないこのミニは、車高がペッタンコで前下がり状態。今回、4輪にアレックおすすめサスペンションのスペシャルビレットA/Jライドを組み、乗り心地を重視します。ナックルジョイントはNEWに、アッパーアームはO/HしOリングを必ず交換します。Fのラバコンは生かすことにしました。

カヤバのGASショックを組み込むことになりました。元々組んであったショックはガソリンタンクにボルトの先が干渉し危険なので、安全を考えてのショック交換でもありますし、走行中の安定性が間違いなく良くなります。タンクも傷程度で心配はなかったですが、このまま長く乗るとタンクをへこませ、やがて突き破れる危険性があります。今回、早期発見できて良かったです。

Oリングを前後とも交換し、O/HされたアッパーアームにNEWのナックルジョイントとSPビレットA/Jライドが組み付けられたところです。メカいわく、マニュアルなのでA/Tより少し軽いおかげと、バンプストップが頑張っていたおかげで、Fラバコンは再使用可という判断をしたそうです。

ショックも取り付けられ、一輪づつよみがえっていくミニの足回り。初ロイヤルスタートでまともに走り止まるように、エンストや不安のたくさんあったこのミニクーパー。一度は廃車にしようかと思ったこともあったそうですが、今では安心してどこでも行けるとK氏。新車から15年・64,000K/m・2か3オーナーのこのミニも、今回の足回り見直しでまた別物のミニになるでしょう。長く乗ってあげてください。

リヤも組み上がり、これでやっとメンテナンスに入れます。ここからが車検整備です。まずはラジアスアームにこびりついたグリスと泥とほこりをそぎ落とします。

95y後期モデルのクーパーは、モンテカルロと同じ布張とレザーのツートンのシートを持つ。インテリアはオリジナルのままである。

引き続き、足回りのB/S類の交換・ロアーム・テンションロットのブッシュを左右交換し、シャキッとした足回りのもとで車高調整・トウ調整を行わなければなりません。ロアームシャフトはOKですが、テンションロットが曲がってます。

テンションロットは左右共ひん曲がり、ブッシュに亀裂が入っていた。昔は叩いてまた使ったが、いくらでもあるので程度の良いものに交換しました。

これはテンションのフレーム側をジャッキで上げる時に、テンションロットを引っ掛けたままジャッキUPするとこうなります。気をつけてください。

整備が終わるとシャーシーブラックでサビ止めをします。フロント・リヤ共にシャーシー部はブラックでピカピカにします。

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