パターン3

97y スモークグレー 1.3i A/T

2010年7月18日
97yのチャコールグレイ A/Tのメイフェアーです。ちょっとヤレた感じのワンオーナー車です。実走39,000K/m ダサいでしょう。でも車は、特にミニは見た目だけでは分かりません。こう見えても、車検と修理・消耗品交換・クオリティーアップで、この時点で\525,000掛かっています。乗ると新車以上の走りをします。ここまで持ってきてから始めて方向を決めます。が決まりました。

A/Tに負担をかけないように、足回りもアレック基準でリフレッシュしました。フロントはNEWラバーコーンに、さらにアレックオリジナルスペシャルビレッドA/Jライドとカヤバのガスショックを4輪に組み込みましたので、安心して長く乗れると思います。

ウォーターポンプASSY・シリコンロアーホース・ヒーターのバイパスホース・サーモスタット88°等、先を考え交換しました。

ドライブシャフトO/H・デフシール左右交換・アレックの販売車はデフからOIL漏れなんていうミニはありません。

左右ハブB/G O/H・オメガグリス詰め替え・ボールジョイント調整・リヤブレーキ・ホイールシリンダー・ライニング交換

A/Jライド取り付け・アッパーアームO/H・ドライブシャフトO/Hと進み、この後ステアリングラックB/SとステアリングラックブーツはVALTAINに交換しました。

ガレージミニノースランドの河西社長からOILが届きました。鉱物油15W50 ミニのA/Tのために新開発したOILだそうです。早速このOILに交換しました。

車検を取るときにOIL交換したばかりですが、あえて100K/mぐらいで、またOIL交換します。前オーナーがどんなOILを入れていたのか良く分からないので、一度はあえて鉱物油で贅沢にもフラッシングをし、このOILを入れる。ミニのA/Tは、フラッシング専用OILは絶対に入れてはいけません。3Lぐらいはコンバーターの中に残ったままですので、2回やるとOILも入れ替わり良い状態になります。

オールペイントしてMKI仕様にする前に車検を取り、足回り・点火系・バキューム回り・冷却系・OIL交換等、見えないところはすべて整備が完了しました。
これから試運転をしてOKなら、ばらしてからオールペイントに出します。色はスモークグレー/OEWです。

2010年7月19日 猛暑の中、千葉のブランズハッチさんに試運転とA/Cやクーリング回り・足回り・A/Tの状態を確かめたくて行ってきました。見た目とは違い調子は新車並、いや足回りは等はそれ以上です。

速度80K/m・水温正常・エンジン回転2,800回転ぐらいでの走行です。安全運転でしょ?首都高の継ぎ目も良い感じで走れました。首都高は12インチが有利かもね。

ブランズハッチさんに到着。何事もなく快調に走ってきました。ガレージミニノースランドの新しいエンジンOILを入れての走行です。猛暑の中を2時間ほど走りましたが、OILのダレは感じませんしA/Tの状態も正常でした。帰りは1時間ほど渋滞に巻き込まれましたが、何事もなく帰れました。

オールペイントのついでに出来ることはたくさんあります。ガラスゴム類をすべて外さないと出来ないのがルーフライニングのクリーニングです。
オールペイントに出す準備が出来ました。小さな傷やデコも見落としません。

全体的に腐りはなく、サビが少々出ているところもありますが、良いボディーです。トランクはMKI仕様の穴埋めになります。テールもMKIテールKITが付きます。

サイドマーカー、ドアーミラー穴埋め・バンパーステイは交換します。

室内もすべて外し終わり、さらにOEWペイントをする程度の良いスチールホイールを4本、タイヤを外して用意しました。ほとんど未使用の新車外しです。

MKIテールKIT・スチールA.D.P付きLUCASサイドマーカー・旧タイプパークランプ・吊り下げ式リバースランプ、そしてスモークグレイの色見本です。
今度はLUCASミラーにしてあげようと思っております。

ドアーミラーの穴は埋めるので、LUCASタイプミラーを取り付け。

腐りは少ないが、穴埋め等は指示書と実車にクレヨンで印を付けるのがアレックの伝統です。

バンパーリップはサビが多く、一部腐食が多いので交換します。

交換できる部品があるところのサビなので、ためらわずに交換です。

シートもクリーニングしました。アレックの中古車は、シート・カーペット・内張り・天張りはすべてクリーニングします。

リヤシートも洗って干しているところです。今日は36°オーバー太陽消毒。カーペットに掃除機をかけ終わり、片付けに行くメカ。シートもすぐに乾きます。
太陽の匂い『気持ちの良いカッコ良さのあるミニ』の一場面です。

クリーニング済のルーフライニング。塗り上がってきたらピシッと張り直します。シートや内張りのクリーニングなんてメカニックの仕事ではないのでは?

いえ、違います。特に97y以降は、以前専門業者も使いましたがダメでした。すべてはがして洗剤でブラッシング・すすぎ・乾燥・また張り替える。エンジンやミッションのO/Hも、こうしたブロックやミッションケースの洗浄・パッキン外し・磨き等、見えない部分の手の入れようで仕上がりが違います。足回りも同じです。ドロドロ・ベタベタのサスをO/Hし、グリスUPしながらキレイに組み上げます。

2010年7月23日
オールペンからツイードグレーが戻ってきました。入れ替えで色替えスモークグレーも、オールペイントとMKI仕様のためしばらく姿を消します。後方は今月御成約いただいたアストングリーンです。

オールペイントに行っている間に、ちょっと気になるところがあった。ウッドパネルを4〜5日かけてコツコツ修復してみました。

エアコンのコントロールS/Wの下の部分が何か貼り付けて無理やりはがしたようなアトがあり、クリアーがバリバリはがれていたところも気にならないくらいになりました。

2010年8月9日
板鈑金屋さんへ顔を出してみた。
フロントパネルのビス穴、フォグ穴の穴埋め、バンパーリップ交換は終わっている。

ドアミラー穴埋めも完了し、ドアー鈑金中でした。

デコ、サビを鈑金したドアーはパテすりが終わるとサフェーが入る。

ボンネットは穴埋め鈑金が終わり、サフェーがふいてある。

トランクMKI仕様の為、穴埋めし、サフェーがふいてある。こうしてコツコツ・・・つづく下地作りが施されていく。

テールはまだだが先に、デコやOVFの穴もすべて穴埋めされていた。

MKIテールの見本は本物当時もののリペアーパーツで再現してます。

サイドマーカー穴や、OVFも埋められたフロント回り、よくなりますよー!このミニも。

お盆明けからの作業になります。テールの加工も終わり、パテ付けに入る。

裏側も1枚の鉄板となっている。

テール回りのプレスラインの忠実な再現にこだわる。

鈑金が終わったらサフェーが入り、その上から細かな仕上げが施される。

丁寧に、かすかなひずみも取っていく。

こうしてワンパネルごとに仕上げ、サフェーを入れ、最終チェックで細かな修正を施し下地が出来上がる。

2010年8月26日
予定より2日ほど遅れてスモークグレーが戻ってきました。右のアーモンドグリーンと入れ替えです。スモークグレー/OEW ルーフの色もMKIの色見本から作ってますよ。もちろんMKI仕様です。ルーフのアンテナも外してペイントしてあります。

2010年8月27日
ホイールもOEWにペイントしてもらいました。

テール回りも大変美しいです。

室内も隅々までスモークグレーが入っています。ルーフアンテナを付けるところから始まります。

フロアーも丁寧に仕上げてくれてます。

メカはルーフアンテナの配線から引き直します。

トランクもキッチリ穴埋めされています。

リヤ側の室内です。

いい色が出ています。まず天張りを張ります。もちろん、先に防音断熱のフェルトを張ります。

とてもキレイな気持ちの良い天張りです。97年以降は特に天張りが汚くなりますので、オールペンは良いきっかけになります。

タイヤホイールが組み上がってきました。もちろんNEWタイヤ

洗って干して保管してあったカーペットを敷き詰め、内装を組み付けていきます。

トランクは、バッテリー固定・FUELタンクのホースジョイントの確認及び止め直し。

トランク内もタンク・バッテリー・ウォッシャータンク等の確認も完了。

ルーフ回りとボディーとの境目も大変キレイになっています。

タイヤハウスの中のヒーターダク等の取り付け等行い仕上げに入る。タイヤハウスの内・ステップと、出来るだけ色を入れるのがアレックのオールペイントの基本です。

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