REMAKE MKIII STANCE

パターン1

89yメイフェアー1000A/T

2003年11月6日
兼ねてから予約の入っていたM氏のMINI1000が入ってきた。
さざなみグリル以外はドノーマル

ノーマルを記念撮影。BRGのこのMINIを買ったのが99年らしいがアレックへ来るようになったのは2000年の車検から

左右のクオーターガラスの下も腐って来た。愛車もここ2〜3年のセーフティ、ロイヤル、車検でよみがえりオールペイントをして長く乗ろうと言うことになりました。

早速バラシ始める。フロアー、トランク、フェンダーサビや腐りは少ない方である。この時代のボディは結構丈夫で良く出来ているのでベースとしても良い年代だ。

取り合えず全てばらす。89yこの頃のボディは腐りにくくて程度の良いのが多い事はあまり知られていない。

ちょこんと過去にぶつけた後が左ウィンカー回りに残る。M氏のオーダーはフェスターイエロー1色でオールペイントとMKIII STANCEの第一段階(12インチのまま)である。ご期待下さい。

2003年11月15日
1000A/Tがフェスタイエロー1色になって帰って来ました。各部をチェック

なかなか良い仕事をしてある。

MKIIISTANCE もっともMINIがシンプルでかつ、完成されていた時代であろう。その再現である。

ガソリンタンクも全て外してペイントしてある。

タイヤハウスも隅々までフェスタイエローでビカビカ。スチールホイールもOEWでペイント。

やはりMINIはタイヤハウスがキレイなのが一番美しい。あなたもたまにはタワシで洗ってワックスかけてる?やった方がいいよ

リヤ回りは無改造。そうMKIIISTANCEだからだ。

MKIIIといえば、LUCAS MKIIIテール、レンズもLUCASの文字が入る。これはこだわり。
安い物はレンズの色が悪くて、メッキ部もすぐ錆びるからアレックでは使わない。本物志向です。

2003年11月18,19,20日と3日間かけて仕上る。
ばらすのは数時間であるが、組付はひとつひとつ磨いたり、ブラストをかけて、またペイントしたり見えなくなる部分に気を使います。

今回のオールペイントと同時にセーフティチェックも行う完璧主義のM氏。そう、車はボディカラーで走るわけではないのでメンテナンスが最重要課題である。メニュー通りメンテが進む。写真はサーモスタットを82°に交換。そう冬支度である。

それともう一つは、使い込んで大分やつれてきたメイフェアーのモケットのシート。これをグレイで全て張替。
ドアー内張、シート、さらにヘッドレストに至るまで、MKIII76y頃を忠実に再現する。

メカ達は忙しいのだが、アレックはヒマなので組み込む前に並べてみた。
フェスタイエローにグレイの内装はM氏のフルオーダー。すばらしい出来栄えである。ペタンコで台形のメイフェアーのヘッドレストがみごとにMKIIIの形になっているのにも頭が下がる。
シート形状もスポンジを追加、加工してMKIIIのシートに変身しているから不思議。

MKIIIに近づけるのに、どの辺がポイントかをご説明しましょう。
第一はサイドマーカーLUCASのサイドマーカーを日英自動車のMKIII時代の位置へ取り付ける。

第二はライセンスランプボディは同色が基本。さらにリヤエンブレムはMKIIIMINI1000用

第三はパークASSYW球でガラスラレンズのものをつける。もちろん、アンダースモールさらにLUCAS4ヘッドランプユニットで明るくする。

第四はスカットルパネルに輸出用エンブレムMKIIIのみに付いていた物をつける。この4つのポイントでかなりMKIIIというよりMINIオリジナルへ近づけることが出来るアイテムである。

ミラーはドアミラーステイを元穴に止め、S800ミラーをチョイス。

リヤスタイルはもはやMKIIIのにおいがするから不思議。

サイドステップの下側のペイントにも気を使っています。

セーフティではEPL、PL-500を専用オイルと一緒に入れることにしました。

トランクとトランクヒンジは別々にペイントして純正のP/Kを入れて組む。これ、基本です。

バックスタイルの完成である。

シートや内張りの感じもシンプルで70年代のにおいがする。

いかがですか?MKIIISTANCE第一段階完成です。

上から見たらもうMKIIIです。後々も楽しみな一台です。また洗練されたMINIを世に一台送り出すことができた。


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