REMAKE USED MINI


『95y ジョンクーパー1300S』

95y ジョンクーパー1300S M/T 入庫

なかなかボディは良いです。42,000K/m メーター及び車検証上はつじつまがあってます。

早速OVF取り去り・各部点検 さすがにこの年式は腐りがない。

エンジンルームです。

OILモレと実走行が分からないので、とりあえず下ろし、安心して走れるようにします。

シリンダーヘッドです。クーパーの刻印のチューニングヘッドです。

ブロックも程度は良く、4万K/mぐらいのエンジン・クラッチの状態に間違いなさそうですが、O/Hをしてからバチっと組み込みます。

O/Hにあたり、必要なものを先にキープ セントラルピックUPパイプ・メタル類・OILポンプ・砂抜きプラグ・OILギャラリーメクラ・テンショナー・B/G・ガスケットSET・クラッチ3点・OILシール類・タペット・デフクロスピン・ブロンズワッシャー・ベークライトワッシャー等 ヘッドG/Kはメタル0.5m/m

早速、ミッションのO./H ギア類も傷ひとつなく、非常に良いミッションである。

あらかじめ各キャップはすべてチェック済なので、分解掃除的なO/Hである。

チェーン回りはテンショナーを交換し、すべて純正品を生かす。

クランクは少々小傷があるが、磨いてSTDのメタルで組み直す。

ピストンのスラッジはそれなりにたまっているが、ピストンはよく清掃して再使用できる。

クラッチディスクを見ると、4万K/mは納得できる。まだ使えるがバレオ3点新品に交換します。

タペットは数個に虫食いがあるので、すべて交換することに。

ブロック洗浄 各部点検

メクラブタ オール取り外し 内側清浄

セントラルピックUPパイプを組み込みミッション完了

シリンダーヘッドO/H ひずみ等やガイドのガタもなく良い状態である。

バルブステムシールを新品にしながら、組み上げ完了。

クランクも磨き上げ、サイドスラストメタルを合わせながら組み込み中。

ピストンもスラッジは落とし、これから清掃も最終段階に進み、組み上げていく。

ピストンも清掃し、組み付ける準備も出来た。これで又10万k/m行ける。ピストンのOIL穴にスラッジが溜まるとOILの噴射が悪くなりシリンダーブロックを消耗するのである。

スラストのギャップ、プライマリーギアB/Sのギャップに神経を注ぎながら組み付けたクランクはスーッと軽く回る。

このプレートが本物の証である。ローバー社とジョンクーパーガレージのコラボである。

クーパー社のチューニングヘッドにミニスペアーズのハイリフトロッカーアームが整備され、パワーアップを図っている。

E/G、T/Mはノーマルベースなので乗りやすくてよく回る。ちょっと早いミニがうれしい1台である。

エンジンが組み上がりました。BMCエンジングリーンでさりげなくペイントしました。ロッカーカバーとよくマッチしていますね。

NEWクラッチ3点SET 交換済み、 レリーズフォークは必ず新品にしております。
ラージシールは純正の1.3i用の美しいシールを使います。タイシングシールもNAKを使います。
デフシール、セレクターシールはNAK製でこれでOILモレはほとんどしません。

ロッカーカバーの中には、ハイリフトロアアーム1.5:1が組み込まれております。

メカと話し合って、当時のクーパーラインを再現しようかと思っています。オースチンクーパーフェイスでさりげなくOVフェンダーレス、いいかもしれません。

当時は太目の、しかもフロントガラスまでクーパーラインが入っていましたよね

C/Hレリーズフォークも組み込み、マニーホールドやラジエーターブラケット等も一つ一つキレイにしながら組んでいきます。

NEWウォーターポンプシリコンロアホース、クーリングファンはヘリテイジ、マニG/Kはハイクオリティ品とこだわるのもいつもの通りです。

E/Gは積み込む前にホキ類はキレイにして、あらかじめ組みつけておきます。下ろした時の状態ですね。

せっかくキレイなエンジンコンプリートを積む訳ですから、エンジンルームも隅々まで洗浄します。

永年のオイルに汚れがこびりついた様なところはすべてキレイにします。

エンジンを積むとホキ類を取り付けていく。A/CパイプはOリングを交換してから組み込む。

FダウンパイプはHKSのVALTAINFダウンパイプに交換しました。

もちろんマフラーASSYはオールステンレス、ツインタイコ、リヤタイコ隔壁のすぐれ物を装着します。よくなりますよ〜。このジョンクーパーSも。

エンジンルーム完成です。30分くらいエンジンをかけっぱなしにして止めたところです。

つづいてドライブシャフトASSY 左右O/H

左右ハブB/g オーバーホール、オメガグリス入れ替え、ボールジョイント調整

アウタージョイントは左右ともバツグンに良い状態でした。

2011年2月22日
天気の良い日である。オールペイントに出すのでばらしている所です。

レギュレターチャンネルは左右のドアとも、中で腐っていたので外して、塗りあがってきてからステンのチャンネルに替えて組みなおすことに。

パパッとバラシて行くメカ、見にくいかも知れませんが、クレヨンで、凹マークや丸印が、これは、いつものことですが、穴埋めの印や、細かなエクボを見逃さない様にチェックしておきます。ドアーミラー穴埋めするか、右テールの下がサビがあり要板金、トランクもとなるとMKI仕様にするかとメカと相談、イメージはオースチンクーパーS MKIのブラックなので、ついでだーイ。

MKIテールのコンバージョンKITです。ブラックミニのMKIテールはよく似合いますのでかっこよくなると思いますよ。オールペンのついでなら安く済みますしね。ご期待ください。

外したシート、内張り達です。43,000K/Mですから、綺麗なほうですが、外見のイメージを考え、ちょっとマニアックに、更にカッコ良くして行こうと言う事になりましたて、こちらも楽しんでおります。さあーシート、内張りはどの様になるのか、お楽しみに!

2011年3月15日
ボディの進み具合を見てきました。穴埋め、サビ取りが進んでましたよ。
ルーフは、下地まで出来ており隅々まで綺麗になってます。

ドア、ボンネット、トランク、穴埋め、サビ取りが進んでました。

テール周りの板金も大変美しい仕上がりです。
トランクフロアーも板金が終わりサフェーサーが塗ってあります。

ルーフは、雨どい部分もスポット熔接の跡が一周綺麗に見えるくらいまで 古い下地を削り込んで、サフェーサーが吹いてある。ルーフはクーパーカーらしく オールド イングリッシュ ホワイトで当時の色を再現しペイントする。

テールキットの板金も慣れたもので、溶接部は、分からない完全に一枚の鉄板と化している。裏からハンマーでプレスラインをたたき出し、ほとんどパテは使わない職人の技が生きている。

一通り画像を撮り終え、工場の裏に行って見ると社長!古い石油ストーブを引っ張り出し、分解掃除をしていた。後で娘さんの所へ持って行くらしい、計画停電対応策でしょうね。アレックの家は、電気が止まると暖房は無し、七輪でも焚こうかといったら却下された。何でも新しければ良いというものでもないですね、アナログの電話機、レトロな石油ストーブ、捨てなければ良かった、なんて方も多いのでは、ここはやっぱり クラッシックミニを末永く大切に乗り続けることが出来るミニづくりに専念しよう。

シートが仕上がって来ましたもで、ちょっとだけお見せしましょう。

MKI スタンスに 相応しく、オシャレなシートと考え、当時COOPER CAR CO.LTDでも取り扱っていた、マイクロセルのシートをイメージし車検対応ながらも最高の雰囲気を内装を考えました。
フロントシートに合わせリヤシートも統一感を待たせた張替えました。座面の雰囲気が最高に気に入りました。

座面と背もたれには、当時物を思わせる素材を使い、パッと見 レストール?、マイクロセル?そんなあそび心を詰め込んだこのジョンクーパーも良くなりますよ。

ヘッドレスト付きのマイクロセル?そんな雰囲気が新感覚ですね。
内張りもブラックでMKI ラインのウエルダー加工を施し良い出来ですよ。

2011年3月30日
ジョンクーパーがオールペイント及びMK I仕様から戻ってきました。

ビシッと入ったボンネット クーパーストライプは、ルーフと同色のオールド・イングリッシュ・ホワイトでペイントしたものです。幅は10.5センチで、フロントガラスのゴムの中までペイントが入ります。

クーパーストライプは、ミニマルヤマの丸山氏所有のMK I クーパーSのストライプがお手本です。丸山氏がおっしゃるには当時はドライバーで太さが違ったり、していたそうです。

5インチ幅は、フォーミュラーのクーパーラインのなごりで、生前ジョンクーパー氏が、自らレストアされた、丸山氏のMKI クーパーS のボンネットには、10.5センチの ストライプが入っているそうです。

ボンネットを開けるとクーパーラインがよくお分かりでしょ。
フェンダーミラーにする為ドアミラーの穴は完璧に埋めてあります。
オーバーフェンダーレスはミニがよりミニらしく見えます。 サイドマーカーもLUCAS製を日英自動車さんが当時付けていた位置を忠実に再現しております。

早速、カーペットを敷き、リヤシートベルト取り付け、タイヤハウスのレザーを張り替えてから、マイクロセルタイプ リヤシートの取り付けに入ります。

リヤシート取り付け完了。渋いです。滑りにくく、蒸れにくい素材を贅沢に使ったミニのインテリアは、お洒落です。

10インチディスクブレーキKITの純正パット抜きです。ブレーキパットは効きの良いパットをチョイスします。

フロントシートもつけ終わり、座面の雰囲気は最高です。ジョンクーパーガレージのプレートで何号車か分かるようになっております。
次にアップするときは完成しました!になると思います。

4月に入り、いよいよ最終仕上げ段階足回り編です。

外したへたったラバコンとモールトンのロングストロークソフトラバコンを並べてみました。
さらに、アレックオリジナル スペシャルビレットA/Jライドを組みます。

ラバコンとの当たり面を丸く加工してありますので、ラバコンの中に沈みこむようにストロークします。この組み合わせがなじんで少しモールトンラバコンがへたったころノーマルの新品を組んだ状態をキープし、ロールの少ないしなやかなミニ独特の走りになります。

ショックは中央のカヤバ製ガスショックを組みます。
左のビルシュタインより少しソフトで待ち乗りには丁度良い乗り味になります。これに調整機能が付いたのショックが右のVALTAINです低めの車高で、サーキットや、待ち乗りと使い分けたい方向きです。
ノーマル車高で何処でも気にせず走りたいと言う方はカヤバが安くてクオリティーが高いです。

さらに、一番左にありますフロントネガティブ1.5°の延長ロアームを組みます。これを組むことによってノーマル車高でも、シャコタンのように跳ねずにシャープでクイックなコーナーリングを実現します。

作業も進み足回りも組み終わりタイヤ待ちです。タイヤハウスの隅々まで、黒が入っております。

10インチ、4.5JクーパーSタイプスチールホイールです。165/70/10ラジアルを組みます。

リヤサスもスペシャルビレットA/JライドとカヤバのGASショックを組みました。跳ねないしなやかな足回りになります。ショックが伸び切りドラムが完全に下がった状態でもラバコンとA/Jライドが外れないように組むことが大切です。後ろにはHKS製純正タイプステンレスマフラーが存在感のあるアイテムとして装着されております。

フロントディスクは10インチKIT NEW!に効きの良いアクレのパットを組み付けました。

すでに、モールトンロングストロークソフトラバコンとスペシャルビレットA/Jライド、カヤバショック、ネガティブキャンバーキットは、装着済みです。
左奥には、嬉しいアイテムHKS製のVALTAINフロントエキゾーストダウンパイプが装着されております。

この段階でベース車両抜きでも総額225万円の費用がかかっております。

すべての伝票が上がりました。

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