REMAKE USED MINI


『96yクーパー1.3iM/T ティールブルー』

ティールブルー、一色になってクーパーが戻ってきました。

5.35JモールレスOVFもゴムP/Kをはさんで、下から止まってます。クォーターから見えるのはブラックアウトした、ATSの10インチです。タイヤは165/70/10を履かせます。

これからコツコツ組み上げて参ります。

足回りのO/Hは、ハブベアリング、ドライブシャフト、ステアリングラック、タイロットエンド、アッパーアームと全てに手を入れました。

10インチディスクブレーキは、キャリパーO/Hです。

キャリパーのピストンは4個ともサビが発生、危険なので新品に交換です。

10インチキャリパーピストン及び、シールキットです。

リヤサスも、スペシャルビレットA/Jライドにカヤバのショックの組み合わせ、フロントはモールトンのロングストロークなので相性は抜群です。

カーペットを敷くと内張り、スピーカー、リヤシートと順番に取り付けていきます。

リヤシート回りは、ピタッ!と組み付け完了。

リヤガラスは最後に組み付けます。この方が作業がしやすいからです。

カッコよくなった10インチATS ブラックアウトに165/70/10ニュータイヤを組みました。

フロントに1.5°の延長ロアームを組み抜群のハンドリングを実現します。

リヤガラスも、新品のウエザーストリップとメッキモールでシーリングをしながら組み付け完了

ディスクブレーキのO/H延長ロアーム1.5°取り付け中です。

伝票が上がりました。これは車検一式です。

(画像クリックで大きく表示します)

こちらはエンジン・ミッション・足回り・クーリング回りなどの詳細です。

(画像クリックで大きく表示します)

こちらは、引き取り時のレッカー移動、オールペイント、ボディー回り、最終仕上げの伝票になります。販売価格が高くなってしまいましたのも、やりだすとキリがなくなりついついやりすぎてしまうからです。

今回もベース車両別で、定価算出では、222万円ほどかけました。お買い得だと思います。

(画像クリックで大きく表示します)

入庫しフロントガラスを外しても腐りはありませんでした。

ブレーキ回りはバッチリ修理します。

リヤハブB/gグリス詰め替え、でもこれは序の口、車検の為の最小限の修理をしているところです。

OVF以外はノーマル車です。10インチになっていまして10インチアルミ付ですが、とりあえず車検を取るので12インチノーマルをはかせています。

ウッドパネルはキレイで程度いいです。もちろんA/C付

さあ、どうしましょうか?フェンダーレスOVF付

MKIII仕様、ラリー仕様、色々考えている時が楽しいんです。

仮ナンバーを付けて車検へ。

まだまだやらなければならない所はたくさんあるけれど、合法で走れる状態にし車検を取り、再スタートします。

タイヤはひび割れが酷く廃棄処分しATS5J-10 キレイに洗って保管中。

とりあえずベース車両の用意ができた。ここからがスタートです。

こうみるとこのままでも良いと思うが、13マンk/mオーバーのツーオーナーカー この先を考えてじっくり仕上げます。

内装はウッドパネルもキレイでシートもオリジナルのツートンで程度は良いです。

96yのクーパーのシートです。95yのモンテと同じクロス地を中央に使っています。ぱっと見薄いグレー地に見えますが、じっくりUPで見ますと複雑な柄が織り込まれています。

私見ですが、この様な柄が浮き出てきます。モンテカルロ限定をきっかけにこの布地が使われたと言うことは何か意味があるみたいです。

オースチンセブンとモーリスミニマイナーの当時のカタログを出してみました。
その中の一番古そうなカタログにこの様な内装が写っています。他のカタログにはありません。

すぐに廃番になったファブリッククロス地だと思います。後にBMCワークスラリーカーの一部にこの生地を使いバケットシートや、ドアー回りパット類を作ったことがあると聞いております。その名残を受け継いだのがこのモンテ用のシートではないかと思っております。参考はAJB44Bです。

95yモンテカルロはクーパーSの赤/グレーのシートと当時のファブリッククロス地を掛け合わせデザインされた様な気がします。
本当に奥が深いミニですが、MKI仕様の選択肢も増えると思いませんか。

おろしたエンジンコンプリートは永年の汚れが付着しているがバラバラにしていくと以外にも良いかも。

方針が決まりました。エンジンミッションはすべてオーバーホールし、どうせオールペンになるので思いきって色変えをすることに。
色はブルー系で60年代のアイランドブルーが70年代に入り、ティールブルーという色が誕生した。今の時代にはティールブルーがやけに新しい感じがする。

以前A/Tで1台作ったのでM/Tでは初めてになる。ちゃんとO/Hしてあげて、マニュアルのクーパーらしく仕上げようと考えています。

エンジンO/Hに必要なパーツを取り寄せたクラッチ3点、ピストリング、親子メタル、オイルポンプ、チェーン、砂抜きプラグロッカーシャフト等すべて交換でいける。

バラしたミッションはギアー類は使えるので安く済みそうだ。デフのB/gはレースが割れていた。

こちらはミッションパーツ1ST、3RDのボールB/g、各ギアーB/g、デフB/gとデフ回りの部品。
アイドラギアーB/g、パイロットB/gシンクロナイガーリング、カウンターギアーB/g、カウンターシャフト、シール類、これらすべて交換する。

エンジンもすべてバラしたら、足りないパーツが無いか確認し、各ネジ山のタップを整えてから洗浄に入る。
続いてピストン、ブロック、クランクシャフト等を綺麗にしていく、クランクが磨き終わると

洗浄したミッションケースはさらにP/Kの当たる面をとぎ、各タップを整えてから組み上げる。ちょうどミッションとデフが組みあがったところである。

早速E/Gも組み始める。クランク回りの具合は特に気を使う。
タペット、メタル、OILポンプはすべて交換する。

スラッジを除去し、少しずつ綺麗になっていく。ピストンはS.T.D.のピストンリングを交換し組み付ける。

E/Gコンプリート完成です。

シリンダーヘッドもいつも通りのガイド交換、バルブ研磨、シート合わせ、すり合わせを済ませ、メタルG/K0.5m/mを組み付けました。
ステンレスサーモハウジングボルト、クォーターポンプ、テンショナープーリーB/g等に交換しました。

フレームをキレイにしてペイントし、フロントサスは全バラシ、NEラバーコーン(モールトンソフト)を組み、アレックオリジナルスペシャルビレットA/Jライド、アッパーアームO/H等、フレームマウント、タワーB/S等、ブッシュ類全て新品で組み直します。

ロアータワーB/Sも強化タイプにしながら、Fフレーム取付中。

エンジンをつみ、テスト走行完了。E/Gルームはティールブルーが見えるそうです。ティールブルーにオールペイントします。

テスト走行完了となるとすぐにバラシ始める。ガラス類を外しても腐りはない、本当にこの年式は腐りにくい。

室内も全て取り去る。しばらく鈑金屋さんへ入ります。

オールペイントに出している間に、内装はクリーニングして、天気の良い日は天日干しておきます。

進み具合を見てきました。
板金はほぼ終わり、サフェーが塗られ、やり直す部分は、しるしが付いていました。
OVFの元穴は綺麗に穴埋めされています。
そうです、OV フェンダーレスに仕上げといて5.35JモールレスOVFを下から止めます。

アレックお得意のいつでもフェンダーレスに出来る様ボディーは仕上げ中です。

5.35J モールレスOVFは、アレックのオリジナルアイテムです。
すでにサフェーサーが入っていて、そばにティールブルーの試し塗りしたカードがありました。と!言う事は?

後ろの保護シートを、少しめくりカメラだけ忍ばせてシャッターを切ってみました。

もう、室内には色が入ってるのが確認でき出来ました。

板金も終わりサフェーサーになってるのはリヤスカートです。

保護シートをまくり隙間からトランクフロアーを写して見ました。おー綺麗だ。

各パーツも凸取りや、錆び取りが終わりサフェーサーが、塗られ、表面を研いでいるところでした。ドアもほとんど錆びも無いくらい程度は良かったので仕上がりも早いようです。

トランクもサフェーが入ってました。ボンネットや、フロントフェンダーはクリアーのハガレが目立ちましたがトランクは比較綺麗でしたが凸や小傷をキチンと板金してありました。

リヤのフェンダーです。かすかな板金後も見逃さずしるしをした所は研ぎ直しします。
OVFの穴は綺麗に埋めてありました。

フロント回りの入念な下地づくりの一場面です。良くなりますよーこのミニも。

ピラーモールとフィニッシャーモール専用台です。ボディー側も錆び取りをし、ピラーモールは外して板金中ですが、別々にペイントし最後に組み付けるのが、いつものやり方です。

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