<<オールペイントパターン3>>

91yメイフェアーII M/T OEW

2007年5月

2007年5月6日
オールペイントとメーター回りをやりたいとS氏。ここ数年、コツコツといじってきたミニ。ほぼ完成形かと思いきや、S氏の思いはまだまだ上の志であった。ルーフを残して、他をOEWにオールペイントして欲しいということで

早速、バラシにかかる。この年式は腐りも少ない。テールはMKIテール・トランクはライセンスプレートパネルヒンジ付にLUCASのライセンスランプ等々。
S氏の指示書はパソコンで作ったカラーのもので、完成のイメージがよく出ている。

フロントガラス下にサビが発生していたが、全体的には良いコンディションである。

カーペットをはがすとフロアーに腐りがあり、タイヤハウス等は色をあまり入れていないのがこの年式以降の仕上げです。

リヤシートを外すと、見えない所には色を入れていないのが目立つ。

レーシンググリル・R-6 OVF・リヤスカート・FスポイラーST-IはOEWにペイントする。

ダッシュライナー・メーター すべて外す。

全バラシの室内。スポイラー・リヤスカートが置かれている。

テール回り・トランク回りは鈑金する。

ライセンスプレートパネルを穴を開けて準備する。

2007年5月11日
オールペンから戻るまでに下準備をする。クラッシュパットはFRPの黒ゲルに黒レザー張りというオーダー通りに仕上げる。

メーターカウルは、つや消し黒にペイントして欲しいということで仕上げる。

メーターパネルはカーボンを使い、スピードメーター80φ・BCRタコ8000・バッテリーメーター・FUELメーター・水温計が付けられ、裏で配線されている。
開いている穴は、機械式の油圧と油温のデュアルゲージである。

こんな感じになります。メイフェアーIIのノーマルインダッシュA/Cパネルを生かしてのメーターカウルとクラッシュパットの、アレックスペシャルメーター回りである。

外したパーツは倉庫で保管中

S氏よりオーダーの、MKIラインウェルダー加工の内張りSet 完成。 

同じく、ゴブバケットに合わせたリヤシートの張り替えも完了。

OEWにオールペイントした1000cc最終M/Tです。ボディーが戻りました。なかなか良い出来です。ルーフのミッドナイトブルーもグッドです。

テール回り・トランク回りの鈑金も完璧です。

タイヤハウス すみずみまでペイントされています。

室内も、ほぼ全面ペイント。新聞紙で包んであるのは、OVFスポイラー類です。

タイヤハウス・バッテリーBOXも気を使ってペイントします。

R-6OVFです。下に敷いてあるのは、新しく取り付けるカーペット フルSET ブラックです。

室内は完全にOEW一色と化しています。

良い色が出てます。MKI時代のOEWです。

ドアーも、腐りを鈑金修理しながら、裏面もペイントします。もちろん、ドアーやトランク・ボンネットはすべて外してペイントして、また組み付けるのがアレックの基本です。

2007年5月23日
タイヤハウス・リヤの内張り・コブラ仕上げのリヤシートが付き、実にシックな感じになりました。いかかがですか?オーナーのS氏の喜ぶ顔が浮かんできます。

カーペットの黒を敷きつめ、ドアー回りはロックやキャッチ・アウターH/Dのリンケージを組み付けていて、開け閉めやキーの具合をチェックしながらの組み付けである。4チャンネルのスピーカー配線・オーディオの配線も、すべて作り直しすることに。

トランクの中もきちんとペイントしてありますが、スピーカー等の配線も取り回しをやり直し、後で整理します。ライセンスプレートパネルも、トランクを開けるとナンバーが見えるようになるのが本物のなごりです。S氏がオーナーのこのミニ1000は幸せですね。

スピーカーコードで左右色別に引き分ける。

Fウインカーは白ガラスの旧タイプを取り付けて、ヴィンテージな雰囲気を出す。

コブラSFXローバックシート コブラマーク入り 正規品も入荷しました。どうしてもマーク付が良いというS氏のこだわりです。

2007年5月26日
大変天気の良い日である。OEWにオールペイントしたS氏のメイフェアーIIが完成しました。優しい顔立ちと、どっしりしたワイドボディーそんな感じです。

今回、リヤもMKI STANCEに変更し、ライセンスプレートパネル・LUCASランプ・スムージングバックランプ等を新たに追加し、リヤバンパー&スカートやR-6OVFは元々付けていたパーツを再塗装したものである。

今回はオールペンのついでにインテリアの見直しを計る。コブラSFXをツインで取り付け。内張・リヤシート・オールブラックのカーペット リヤシートとベストマッチである。

純正のプラスチックのインダッシュA/Cはそのまま生かし、クラッシュパット・メーターカウルを取り付け。両サイドには10cmスピーカーとツイーターをSET
フロントスピーカーにもバッフルボードをSETし、スピーカーを付けてある。

MKIラインのウェルダー加工を施した内張に、メッキレギュレターH/D・インナーH/Dを付け、プルハンドルはレザーの黒でスパルタンな雰囲気を出している。
走り・LOOKS・機能性・あそび心・こだわり もうS氏だけのオリジナルミニである。

フロアーマットはBMCリバーシブルマットをチョイス。

リヤスピーカーもクロスオーバーがなされ、ミニ専用リヤスピーカーバッフルボードでしっかり固定してある。

完成したS氏のミニ。S氏の目線で完成したインテリアを見てみましょう。まずは、モトリタ13ディッシュ 黒レザーにアレックマークを付けて欲しいということでチョイスしたホーンモチーフ。さらにその奥を覗き込むと

アレックオリジナルメーターカウル・メーターパネルカーボン・クラッシュパット黒レザー張りと目に飛び込んでくる。80φのスピードメーター・BCRステッピングモーターのタコ・油圧と油温のデュアルゲージ、隣りがFUELメーター、下がバッテリー、左が水温計である。さらに左を見ると

純正のA/Cパネルをそのまま生かし、見えない所にステイを作り固定してある。そのマッチングも良い。ノーマルのパネルもかっこ良く見えるから不思議である。さらに左を見ると

グローBOXもちゃんと使う。フレッシュエアーのダクトを埋めてフロントスピーカーを埋め込み、おまけにツイーターまでセットする。もう見ているだけでニヤニヤしてしまう。続いて

助手席の内張りである。ブラックレザーにMKIプレスのウェルダー加工・メッキのインナーH/D・レギュレターH/Dに、金具がアルミで本革のプルH/Dシブイですね。もう少し下のほうへ振り返ると

助手席のコブラローバック・コブラ仕上げのリヤシート。ああ、もう大満足!そんな感じで、S氏の喜ぶ顔を想像しながら納車を待つ。

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