10年目のボディーリフレッシュとイメージチェンジ 1999年式

96年以降のミニは腐りやすく、各オーナーも大変ご苦労されているようです。普通、気が付かないかアンダーコートでごまかすなんて車もあると思います。
高年式とはいえ、もう中古屋では買えません。

ステップは、ぱっと見てもフロアーとステップの間がなんだか怪しい感じはありました。

ジャッキポイントの回りも怪しいのでつついたら、ポロッといきました。

ステップを外してみると、腐り始めている部分があちらこちらに広がっておりました。フロアーも穴が開くまで進行しておりました。

腐ってしまったフロアーは、部分的にパーツを手作りして鈑金しました。

下から見たところです。手作りパネルの大きさで切り取り、パネルを鈑金で切り次ぎます。

中央付近です。

リヤ側です。中のサビ取り防食処理を済ませて、シルパネルを取り付けます。

プチプチと見えていたライト下のサビも、つっつくと穴が開いてしまいました。2枚合わせのところなので、バックリ切り取って製作します。

反対側も同じくバックリ切り取ってから再生します。

バッテリーBOXです。

腐ったところを大きめに切り取り、鉄板を切り継ぎ鈑金をします。

ボロボロになっていたリヤのエプロンを取り去り、サビを落とします。

ルーフのサビもかなり進行していて、部分的に穴も開いてしまっていました。

同じピラーモールの上部と下から見たところです。

タンクのネックの穴です。プチプチサビが出ていましたので、鈑金しました。

ドアーのウェザーストリップを外すと、所々腐っていました。

サビを落として、穴の開いてしまった部分は作り直します。

つづく

この99yのタヒチブルーのリフレッシュの時の画像が追加で届きましたので、どのように鈑金したのかお見せします。
ステップ(シルパネル)を交換した際に穴が開いてしまった部分の鈑金は、切り継ぎで修理してあります。

腐って貫通していたルーフの右リヤ側です。めくっていく途中もサビが回っていましたので

サビが進行している部分を、大きめにスパッと切り取り

腐りのない解体車より部分的なパーツを取り、パズルのようにはめ込み、熔接で修理。

その他、ゴム類で隠れている部分は、ほとんど腐りが出ていて、すべて切り継ぎ鈑金。

フルサフェーが入り

オールペイント

リヤもすべて外してペイント

ドアー・トランクもレストア済。アレックオリジナルのレーシンググリル・5.35J OVFも同色でペイントしてもらいました。


2009年6月

2009年6月20日
タヒチが戻って参りました。思いっきりキレイになりました。

早速、メカは試運転。

5.35JモールレスOVFとレーシンググリルでイメージチェンジと、腐りだした部分の鈑金が終わりました。

バツグンにキレイになったタヒチブルーですが、後日、レストアに近い各部のサビの鈑金の画像を、またUPいたします。

翌日の朝、納車。レーシンググリルはトップバー タヒチブルー、モール部分はシルバーでペイント。

全体的に丸みが出て、カッコ良いミニになりました。

5.35JとVALTAIN5J−12 ツライチになり、スッキリしたシルエットになりました。

2009年5月

2009年5月24日
今回は、ロイヤルチェックと各部の錆び取りを兼ねたボディーリフレッシュを依頼されました。N氏とも10年のお付き合いで、6ヶ月に1回の点検は欠かしたことのない1台で走りはバツグンだが、10年目を迎え各部の腐りが進行してきたのである。N氏、10年目のリフレッシュとイメージチェンジを行うことに。

新車をディーラーで買った頃に取り付けた5Jモール付きOVFは、質の悪いABSでボロボロ割れてきている。当時はディーラーで新車を売る時は、ほぼ100%アンダーガードを付けさせたと聞く。それまではオイルモレのクレームが多く、アンダーガードを付ければ誰も気がつかずに時が過ぎる、なんてことを聞いたことがあったな。

新車時、オプションだったモール付きOVFも飽きたということで、OVFの交換も同時に行うことになりました。Sモールは3年に1度ぐらいで交換してあげると、いつもキレイで乗れるんですよ。でも、ほとんどの方がパリパリになるまで替えないから、必ず縮んでこうなります。左ドアーの下のほうが腐り始めているので、今回鈑金。

フロントグリルのアルミ部分は白く腐食し、磨いても落ちなくなる。グリルも錆びないFRP製を付けたいとN氏。フォグランプもバックフォグも外して欲しいということに。

とりあえずOVFを外してみる。

前側も外す。思ったより錆びはない。

新車のオプションで取り付けたマフラーもサビサビで、今回ついでに交換することに。

ルーフの後ろ側からがサビサビに。もっと早く黒いモールを外せば良かったとN氏。コツコツ錆び止めを塗ってしのいでいたらしいが、そのおかげで穴が開くまではいってない。

リヤのエプロンもパイになっているので交換。ここは気づかなかった。気がついたときは遅かったとオーナー。

リヤエプロンである。ヘタに鈑金するより交換したほうが確実に長持ちする。

もちろんヘリテージのパーツ。材質・プレス等、クオリティーは最高。

フロントグリルはアレックオリジナルレーシンググリルに。OVFは5.35JモールレスセミレーシングOVFが良いということで、ご用意。

フロント回りを外し、洗車。

バンパーを外すと、バンパービスは折れてしまいサビも出ていた。

錆びが進行する前に、ついでに修理することに。

ボンネットは、トップバーを外すと腐りが進行していました。

裏は腐っていた。この部分はレーシンググリルを付けるため取り去る部分なので、ついでに鈑金できます。

後ろ回りも洗車。上のほうは大丈夫。ここは、リヤエプロン・トランクフロアー・バックパネルの3枚がスポットで止まっています。

VALTAIN5JにR7は気に入っているので、今度はさらにかっこ良くなると思います。

触媒のボルトが折れてしまい、ボルトを削り取るのに少々時間を取られてしまったが、VALTAINサイド出しマフラーに交換完了。

シャーシー回りもキレイにしてあげました。

下からエプロンを良く見えるように写すと、こんな感じです。交換したほうが良いのが良くお分かり頂けるでしょう。

OVFも、一度仮付けしてからペイントに出します。

5.35Jは下から止めるタイプですが、個体差のあるミニではラインを整えます。

レーシンググリル・5.35Jの仮付けを済ませ、鈑金及びペイントに出します。鈑金塗装をやってくれるのは、なんと、ブランズハッチさん。

出来上がったら、またUPします。

[ BACK ]


TopPage