『フロントガラス回りの徹底的レストア 2000年式』


ステレオがまた壊れた・雨漏れがまた進行してしまった、この2000年のミニ。ガラスを外すと、両サイド・中央とパイのように腐っていた。

フロントガラスパネルとダッシュパネルのスポット熔接の中ですべて腐ってくるわけです。

裏から見るとかなり重傷である。今回は、この年式は外から何回やってもまた必ず腐るという証明のような状態であった。フロントガラスパネルロアーをカットして交換し、相手側になる。ダッシュのパネル(灰皿の付く)も交換して完璧にやらないと駄目だということになりました。

鈑金塗装が終わりました。パネルの合わせ目も隙間なくピッシリ熔接され、キレイにペイントしてもらったブロンズイエロー。

今度は腐らないだろう。特に97y〜はルーフ回り・ガラス回り・ライト回り・バンパーリブ・リヤスカート・サイドステップ(シルパネル)ドアーは、すべて中側から腐ってくるので始末が悪い。80年代と90年代前半の腐りにくいボディーのミニをフルO/Hしてオールペンしてから、アレックで中古車として販売しているのも分かって欲しいものです。

後日、鈑金中の画像が届きました。カウルトップのパネルのガラス側を切り取ると、やはり中が腐っていた。96yぐらいからのミニは要注意です。

相手側のパネル。灰皿の付くダッシュパネルも立ち上がって、ガラスパネルとスポットで止まっているわけですが、相手側の中側がボロボロになっていた。
これでは外から鈑金してもダメだということが良くお分かりいただけるでしょう。

そこで、このブロンズイエローの場合、幸いなことに解体車のパーツを使ってもらえることに。80年代前半のミニのダッシュパネルを切り取り交換。狂いが出ないように治具を組んである。

外側のパネルは、フロントガラスパネルの下側だけを使い交換してある。

ペイントも終わり完成した画像です。隙間なしでビッチリ仕上げられ、ドコをどう修理したかさえも、全く分からない仕上がりです。
リペアーパーツと解体車から外してくれたボディーパーツを使い、ブランズハッチさんの技術で安めに修理できました。

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